はじまりの季節

4月に入りました。

こんにちは。コンセルアベイユのみつばちです。

 

4月は卯月(うづき)とも言いますね。

卯の花の咲く月だからとか4番目の月で

干支の4番目が「卯」だからとか諸説あるようです。

 

この他にも「花残月」(はなのこり月)という言い方もあるんだとか。

 

福岡の桜もまさに花残り。ふわっと花びらをふくらませた花のそばに

瑞々しい葉を目にするようになってきました。

 

 

新しい学校、新しい職場、新しい習い事、新しい仲間・・・。

最近は4月始まりの手帳というのも目にするようになってきました。

 

さて、オペラの始まりといえば16世紀後半、古代ギリシアの演劇を元に

音楽と台詞を合わせた劇だそうです。

イタリアのフィレンツェで16世紀後半に起きたそうです。

 

 

このオペラの元となるものさえ無かった

中世のヨーロッパでは道行く人を部屋の中から

「覗き見専用窓」があったとか。

 

お隣さんの奥様がどんな格好をして出かけて行ったかとか

放蕩息子は今日も違う女の子を連れて歩いていたとか

そんな「実際に起きているストーリー」を「娯楽」として

窓からこっそり覗いて楽しんでいたそうです。

 

いつの時代も「ストーリー」になるものってあんまり

変っていないのかもしれませんね。

 

ギリシア悲劇から始まったと言われているオペラはオペラセリアと

呼ばれる悲劇からオペラブッファと呼ばれる喜劇要素も含むものへと

広がり、ドイツ、フランスへと広まっていったんだそうです。

 

「喜劇」と言っても失恋があったり、人が亡くなることもあったりと

このオペラは喜劇、これは悲劇というのは解釈の仕方や演出によっても

変ってくるのかもしれないですね。

 

西日本オペラ協会は今年の11月にオペラ「フィガロの結婚」の

公演を控えております。

 

歌手の皆様は日々ご自分の体自身が「楽器」ですので

「今日から練習!」という日はないようなのですがそろそろ

皆様合同のお稽古も始まるようです。

 

「フィガロの結婚」はタイトルに「結婚」という

喜ばしい言葉が入っているのできっと楽しい喜劇なのでしょうか?

 

さて、それはまた別の機会に、お話したいと思います。